HPV(ヒトパピローマウイルス)で重要な型について
HPVについては前回の「子宮頸癌について」の記事に詳しく書いてあるのでこちらを参照してください。
HPVの型については、最初に、中度異形成の診断を受けた病院で保険適用での検査を行なっていたのですが、私はすっかり、ウイメンズクリニック南麻布で検査した気になっていました。
前々回の結果が、久しぶりに少し悪くなっていたので、「ん?」と思っていたのですが、診察中は「範囲も狭くなってるしこのままだといい感じ」と言われていたので特に心配せずにいました。
そして前回、
「今までいい感じに良くなってきたのに少し悪くなっているっていうのは、ウイルスの型がちょっと怖いなー。6、11がいたら子供にも影響出たりするからなー」と衝撃発言が。。。
私 「でも、私ここで型の検査して問題なかったですよね!?」
先生「いやいや、あなたはここで受けてないですよ」
私 「え!?そうでしたっけ!?私子供産んでるんですけど!?」
先生「今何歳?」
私 「1歳半です」
先生「もし、6型、11型に感染しており、帝王切開ではなく膣口出産をしていた場合、赤ちゃんに感染し喉にイボ ができ4歳までに何度もす術を行うこともある」
私 「え!?」
先生「自費診療で19000円かかっちゃうけどいい?」
私 「はい。今日できますか?」
先生「今日はもう内診終わったからまた次回ね。ちなみに一回生理またいでからじゃないと検査できないから」
私 「!?」
というやり取りの後、悶々として1ヶ月過ごしました。
その間に郵送で届いた前回の結果は、良くなっており、次回は2月に来院してください。希望があれば次回遺伝子検査(HPVの型検査)します。と書かれていました。
が、2月まで待つのは心配だったので、電話で問い合わせ、検査より1ヶ月半が経った今日、検査にきました。
危険な型は保険適用の検査ではわからない
ガン化させる最悪の型は16,18ですが、ガン化のリスクはなくても将来頚膣分娩をする際に生まれてくる赤ちゃんにとっても重大な影響を及ぼすことのある6,11がいるかいないかはとっても重要です。
こちらの病院で調べる「遺伝子検査(HPVの型を調べる検査)」は、すべての型を調べることが可能で、さらに細胞診や組織診と同時に行うことが可能です。
その他多くの病院で行われている保険適用のHPV検査は、多くのHPVの中からたった13種類だけを判定するHPV型別検査です。こちらの検査の欠点としては、組織検査と同一日には受けられないことや、日本人に多いと言われているハイリスクランクの82型が対象に入っていないため、感染していたとしても陰性とでること、また、高度異形成の患者さんには保険適応はできません。
自分がどの型に感染しているか調べることは、将来産まれてくる子供のためにもとっても重要です。
検査の仕方
検査は、ブラシで粘膜部分をこするだけですが、結構長めでちょっと痛かったです。
ただ、これだけで型がわかるなら最初からやっておけばよかったー。。。
19000円をケチった過去の私が憎いです。。。
検査の結果はどれも2週間後にでるそうなのですが、郵送での結果連絡は3〜4週間後になるため、早めに知りたい方は2週間後に来院して聞くのがオススメです。
ただ、すごく待つので。。。それを考えるとちょっと辛いですね。
まとめ
リスクのある型に感染しているのかしていないのか、自分がどの型に感染していて、今後はどうして行ったら良いのか、もっと興味を持って調べておけばよかったです。
そして出産前の女性で、子宮頸癌疑惑のあった方は、必ず型の検査をするように進めて欲しかったです。。。。
先生は、自費だし、他の病院で受けているのにまた?ってなる人もいるから強くは進めないと言っていたけど、国の推奨している保険適用はわかる型が少なくて、危険な型がわからないからよくないとまで言っているのなら、その人の未来の子供のためにも。。。。
今、このブログをご覧になっている方の中で、異形成の方がいらっしゃったら、自費でも型の検査は絶対にするようオススメします。
型の検査結果が来るのは3週間後くらいですが、結果を聞きに行くと2週間後ということなので、結果は聞きに行きつつ、今後のことを相談していこうと思います。
ちなみに、南麻布ウイメンズクリニックでどんな検査がされているのか、先生がどんな考えをお持ちなのか、ドクターズファイルを読むととってもわかりやすいので、来院前によく調べてから行くべきです。
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